胃の過形成性ポリープでお悩みの方は秋葉原内科内視鏡クリニック

胃の過形成性ポリープとは

胃の内側は、消化液や食べ物から粘膜を守るための防御組織で覆われています。この粘膜が慢性的な刺激や炎症により反応性に増殖し、突起状に盛り上がったものを「胃ポリープ」と呼びます。その中で、炎症によって粘膜表面の上皮や間質が過剰に増生して形成されるものが過形成性ポリープです。

過形成性ポリープは、日本人に比較的多い良性病変の一つで、特に中高年層でよく見つかります。多くは内視鏡検査で偶然発見され、小型で症状がないまま経過することがほとんどです。ただし、大型化したり多発する場合には、まれに出血や悪性化の可能性が報告されており、発見時には定期的な経過観察が推奨されます。

胃の過形成性ポリープの症状

ほとんどの場合、特別な症状はなく、健康診断や人間ドックの内視鏡検査で初めて指摘されます。しかし、ポリープが大きくなったり数が増えると、胃の不快感、胃もたれ、食後の膨満感、黒色便(タール便)や貧血を伴う消化管出血といった症状が現れることがあります。ポリープの表面がただれたり損傷すると出血が起こることがあり、自覚症状がないまま進行することもあります。そのため、内視鏡による定期的な観察が早期対応に重要です。

胃の過形成性ポリープの原因

過形成性ポリープは、胃粘膜の慢性炎症に対する反応として形成されます。主な原因としては、ピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)感染が代表的で、長期間の感染により慢性胃炎が持続し、修復過程で粘膜が過剰に増殖してポリープが形成されます。慢性胃炎や萎縮性胃炎の既往がある場合にも発生しやすく、またNSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)の長期使用も一因となることがあります。さらに、高塩分食、喫煙、過度の飲酒は胃粘膜に負担をかけ、間接的に発症リスクを高めます。

胃の過形成性ポリープの治療法

過形成性ポリープは多くの場合良性であり、小型で症状や出血がない場合は経過観察が基本です。ピロリ菌陽性の場合は除菌療法を行い、炎症が改善するとポリープが縮小または自然消失することがあります。出血や貧血の原因となっている場合、大型(一般的には10mm以上)や急速な増大、悪性が否定できない場合には、内視鏡的切除(ポリペクトミーやEMR)が検討されます。複数個存在する場合や背景に慢性胃炎・萎縮性胃炎がある場合は、定期的な内視鏡検査で状態の変化を確認します。生活習慣の改善(減塩、禁煙、節度ある飲酒)も再発予防や胃粘膜保護のために重要です。