胃大腸内視鏡ドック

胃内視鏡ドック

胃内視鏡検査

胃がんの99%はピロリ菌が原因

従来、強酸性下の胃内には細菌はいないと考えられてきました。ところが1982年にオーストラリアの医師が胃内に生息しているピロリ菌を発見し、のちにこの菌が胃がん、萎縮性胃炎、胃・十二指腸潰瘍、胃MALTリンパ腫等の原因であることが判明しました。今では胃がんの99%はピロリ菌感染が原因であると考えられており、胃がんは感染病であるとも言われています。

ピロリ菌

ピロリ菌を除菌し胃がんを予防

ピロリ菌を除菌することで、胃がんの発生を約3分の1に減少させることが分かっています。またピロリ菌による胃炎の程度が軽いうちに、また若いうちに除菌する方が胃がんの予防効果が高いことも報告されています。
胃内視鏡ドックでは胃カメラと同時にピロリ菌検査を行うことが可能です。保険診療の場合は胃炎の確定診断がなされないとピロリ菌の検査はできませんが、内視鏡ドックではそのような制限はありませんので、胃炎の有無にかかわらずピロリ菌検査を行うことができます。検査でピロリ菌に感染していることが判明した場合は、除菌治療を行うこともできます。

  • 正常の胃
    正常の胃
  • ピロリ菌に感染している胃
    ピロリ菌に感染している胃

大腸内視鏡ドック

大腸カメラ検査

増え続ける大腸がん

生涯にがんに罹患する確率は男性60%、女性45%との統計結果があります。これは一生のうち約2人に1人はがんにかかるということです。また国内でのがんによる死亡者数も年間37万人を超えており、今や3人に1人はがんで亡くなる時代です。その中でも大腸がんで死亡する人数は増加傾向にあり、すでに女性の場合、がんの部位別死亡者数は大腸がんが1位です。しかし、大腸がんは定期的な検査や生活習慣の改善をすることで予防できる癌のひとつだと考えられています。

症状が出てからではおそい

大腸がんは、血便や腹痛、便秘・下痢などの症状が出現す場合がありますが、症状が出て検査した時はすでに進行がんであったというケースも珍しくありません。一方、早期の大腸がんはほとんど症状が出ません。したがって、大腸がんを早期で発見・治療するためには症状が出る前に検査をする必要があります。早期の大腸がんであれば内視鏡的に切除することで完治も可能です。また将来がん化する恐れのあるポリープを発見、切除できれば大腸がんの発生を未然に防ぐことができます。しかし、現在の医療保険制度では自覚症状のない場合、検査は保険適用となりません。(医療費全額自己負担となります。)保険診療を希望する場合は、何らかの症状・検査異常が出現してからでないと内視鏡検査を受けられないのが現状です。

大腸内視鏡ドックの重要性

大腸がんは治療ではなく、予防することが重要です。大腸がんの発生メカニズムは、正常の大腸粘膜から大腸腺腫、限局型大腸がん、進行大腸がんへと進展してく説が最も有力です。大腸ポリープ診療ガイドライン上は6mm以上の腺腫性ポリープは切除対象であるため、定期的に内視鏡検査を受け、ポリープの段階で切除すれば大腸がんで亡くなることはほとんどないと思われます。

  • ポリープ切除前
  • ポリープ切除後

1日で胃と大腸の同日検査が可能

内視鏡ドックでは胃カメラと大腸カメラを同日に検査することが可能です。胃カメラ、大腸カメラを受ける場合は前日、当日の食事制限がありますが同日に検査を受けることでこの負担を1日だけにできます。また検査で使用する麻酔や鎮静剤、鎮痛剤も1回分で済み、来院回数も減らせるなどのメリットがあります。同日に検査をしても、別々な日に検査をしても体への負担は特に変わりません。実際、当院では同日検査を希望される方が多く、特に問題なく検査をお受けになっています。

同日検査

料金表

料金(税込)

胃カメラのみ 17,000円
大腸カメラのみ 24,000円
胃カメラ+大腸カメラ 39,000円

料金は診察料から薬剤・注射料、検査料まですべてを含んだ金額です。

前立腺肥大、心疾患(狭心症、陳旧性心筋梗塞、不整脈など)、緑内障のある方は使用する薬剤を変更する関係で上記金額に2,000円が追加されます。
内視鏡検査の結果、引き続き精密検査・治療を実施した場合(生検や大腸ポリープを切除した場合)やお薬を処方した場合は保険診療となり別途追加料金が必要となります。
  • 無痛大腸カメラ 最新式の細径スコープ検査
  • 無痛胃カメラ 即日/午後・夕方検査可能
  • 日帰り大腸ポリープ切除 入院不要で負担軽減
  • ピロリ菌外来 感染検査及び除菌治療
  • 外来・診療科目 どんな症状でもご相談ください
  • 胃大腸内視鏡ドック 胃・大腸同時検査/土曜検査可能
  • 最新鋭 NBI拡大内視鏡 徹底した衛生管理
  • その他の診療