鳥肌胃炎でお悩みの方は秋葉原内科内視鏡クリニック

鳥肌胃炎とは

「鳥肌胃炎」とは、ピロリ菌感染胃炎の一種で、胃の粘膜の表面に鳥肌のような「ブツブツ」した隆起が無数にできる状態のことです。 医学的には「リンパ濾胞(ろほう)性胃炎」と呼ばれます。これは、ピロリ菌に対して体の免疫が過剰に反応し、リンパ球という組織が集まって戦っている痕跡です。

「若い世代(特に女性)」に多く見られ、「進行の早い胃がん」との関連が指摘されているため、注意が必要です。

鳥肌胃炎の特徴と症状

内視鏡で見ると、白っぽく均一なブツブツが胃の出口付近(前庭部)を中心に広がっています。

自覚症状はほとんどない

見た目は派手な変化ですが、強い痛みなどを伴うことは少なく、検診の胃カメラで偶然見つかることがほとんどです。

時に出る症状

消化不良による胃もたれや、みぞおちの違和感を感じる方もいます。

なぜ「危険」と言われるのか?

鳥肌胃炎は、単なる胃炎以上に胃がんのリスクが高いことが知られています。

未分化型がん(スキルス胃がん)との関連

鳥肌胃炎がある人は、進行が早く見つけにくい未分化型胃がん(スキルス胃がんなど)が発生するリスクが高いとされています。

若年層のリスク

通常、胃がんは高齢者に多い病気ですが、鳥肌胃炎をベースにしたがんは20代〜40代の若い世代でも発症する可能性があります。

検査と診断

鳥肌胃炎は、バリウム検査や胃カメラで診断されます。

内視鏡検査(胃カメラ)

最も確実な診断法です。粘膜のブツブツ(鳥肌所見)を直接確認します。

ピロリ菌検査

鳥肌胃炎の原因はほぼ100%ピロリ菌です。診断された場合は、必ずピロリ菌の検査を行います。

治療と対策

鳥肌胃炎と言われたら、放置せずにすぐに対策を行うことが重要です。

最優先:ピロリ菌の除菌

原因であるピロリ菌を除菌することが唯一の治療法です。 除菌に成功すると、過剰な免疫反応が治まるため、数ヶ月〜数年かけてブツブツは消えていきます。

徹底的な経過観察

除菌を行えばリスクは下がりますが、ゼロにはなりません。 特に鳥肌胃炎があった方は、炎症が強かった証拠ですので、除菌後も必ず年に1回の内視鏡検査を受け、早期発見に努めてください。

 

「若いからがんの心配はない」は禁物です。鳥肌胃炎の診断は、将来の健康を守るための重要なサインと捉え、早めに治療を受けましょう。