胃の張り・腹部膨満感の症状でお悩みの方は秋葉原内科内視鏡クリニックへ

胃の張り・腹部膨満感とは

「お腹がパンパンに張る」「胃が重苦しい」——。

こうした不快感は、胃腸の動きが悪くなったり、ガスが溜まったりすることで起こります。

一時的な食べ過ぎであれば自然に治りますが、慢性的に続く場合は、消化機能の低下や隠れた病気が原因の可能性があります。

症状のタイプと特徴

「いつ」「どのように」張るのかによって、原因がある程度推測できます。

食後すぐにお腹が張る

食べた直後に「パンッ」と張る場合、胃の動きが低下し、食べ物を腸へ送り出せていない可能性があります。満腹感が数時間経っても消えないのが特徴です。

空腹時・寝る前の張り

食べていないのに重苦しい場合、自律神経の乱れや、夜間の胃酸過多が影響していることが多いです。

ガスが溜まっている感覚

みぞおちが圧迫される、お腹がゴロゴロする感覚です。長時間のデスクワーク(前かがみ)や便秘も原因になります。

胸やけ・げっぷを伴う

張りと同時に酸っぱいものがこみ上げる場合、逆流性食道炎や胃炎の可能性があります。

隠れ膨満感

見た目にはお腹が出ていなくても、自分だけが強い圧迫感を感じるタイプです。腸の「知覚過敏」が関係しています。

なぜお腹が張る? 主な原因

胃腸の運動機能低下(機能性ディスペプシアなど)

ストレスや加齢で胃腸の動きが鈍ると、食べ物やガスがスムーズに移動せず、内部に留まってしまいます。

ガスの発生・嚥下(空気嚥下・SIBO)

早食いや炭酸飲料で空気を飲み込むことや、小腸内で細菌が増殖してガスが発生するSIBO(小腸内細菌増殖症)などが原因です。

知覚過敏(過敏性腸症候群など)

腸のガス量は正常でも、腸の神経が過敏になっていると、少しの張りでも「苦しい」と感じてしまいます。

生活習慣

脂っこい食事、アルコール、睡眠不足、運動不足は胃腸の働きを弱めます。

注意が必要な病気

単なる「ガス溜まり」ではなく、治療が必要な病気が隠れていることもあります。

機能性ディスペプシア

検査で異常がないのに、胃もたれや張りが続く病気です。

過敏性腸症候群(IBS)

ストレスなどが原因で、腸が過敏になり便通異常や張りを繰り返します。

SIBO(シーボ)

小腸に菌が増えすぎてガスが大量発生する、近年注目されている病態です。

器質的疾患(稀ですが重要)

腸閉塞、腹水、腫瘍(がん)などが原因で物理的にお腹が張ることもあります。

検査と診断の流れ

症状が続く場合は、消化器内科で原因を調べましょう。

  1. 問診・触診
    食事内容、排便習慣、ストレス状況などを確認します。
  2. 基本検査
    腹部エコー(超音波)で臓器の腫れや腹水の有無を、血液検査で炎症がないかを調べます。
  3. 内視鏡検査
    胃カメラや大腸カメラを行い、粘膜の炎症やポリープ、腫瘍がないか直接確認します。
  4. 機能検査
    必要に応じて、呼気検査(ガスの成分を調べる)などでSIBOやピロリ菌のチェックを行うこともあります。

    ※当院では内視鏡検査とピロリ菌検査以外の検査は行っておりません。

治療とセルフケア

「薬」と「生活習慣の改善」の両面からアプローチします。

医療機関での治療

  • 薬物療法
    胃腸の動きを良くする薬、お腹のガスを消す薬(消泡薬)、腸内環境を整える薬などを処方します。
  • 原因治療
    逆流性食道炎やピロリ菌など、原因が特定できればその治療を行います。

自分でできる対策

  • 食べ方の工夫
    早食いは空気を飲み込む原因です。よく噛んでゆっくり食べ、腹八分目を心がけましょう。
  • 食事内容
    脂っこいものや炭酸飲料、豆類などガスが発生しやすい食品を控えめにしてみましょう。
  • 食後の動作
    食べてすぐ横にならず、軽い散歩や家事をすることで胃腸が動き、ガスが抜けやすくなります。
  • 衣服と姿勢
    お腹を締め付ける服を避け、猫背にならないよう姿勢を正すことも有効です。

お腹の張りはQOL(生活の質)を大きく下げる症状です。「体質だから」と諦めず、一度ご相談ください。