げっぷの症状でお悩みの方は秋葉原内科内視鏡クリニックへ

げっぷとは

げっぷ(おくび)は、胃の中に溜まった空気が食道を通って口から排出される現象です。

通常は、胃が膨らみすぎるのを防ぐための「安全弁」として働く生理現象ですが、あまりに頻繁に出る場合や不快感を伴う場合は、胃腸の病気やストレスが関係している可能性があります。

げっぷの仕組みと役割

食事や会話の際、私たちは無意識に空気を飲み込んでいます。また、炭酸飲料などを飲むと胃の中でガスが発生します。

通常、胃の入り口(下部食道括約筋)は閉じていますが、胃の内圧が高まると一時的にこの筋肉が緩み、余分な空気を外へ逃がします。これがげっぷです。

生理的なもの vs 病的なもの

  • 生理的(心配なし): 炭酸を飲んだ後、早食い・食べすぎた後の一時的なもの。
  • 病的(要注意): 空腹時にも出る、酸っぱいものがこみあげる、数週間続いている。

気になる症状のタイプ

げっぷが出るタイミングや、一緒に起こる症状によって原因が異なります。

食後に頻発する

胃が膨らんで圧力が上がるためです。特に脂っこい食事の後や、食べてすぐ横になると出やすくなります。

空腹時・就寝前に出る

胃酸過多や、ストレスで無意識に空気を飲み込んでいる可能性があります。

酸っぱい液体が上がる(呑酸)

げっぷと一緒に酸味や苦味を感じる場合、胃酸が食道へ逆流しています(逆流性食道炎の疑い)。

胃もたれ・吐き気を伴う

胃の動きが悪く、食べ物やガスが長時間胃に残ってしまっている状態です。

なぜ増える?主な4つの原因

空気の飲み込みすぎ(呑気症・どんきしょう)

ストレスや緊張により、無意識に大量の空気を飲み込んでしまう状態です。早食い、ガムを噛む習慣、デスクワーク中の噛み締めなども原因になります。

胃酸の逆流・逆流性食道炎

胃の入り口の筋肉が緩み、胃酸が上がってくる刺激でげっぷが誘発されます。胸やけや喉の違和感を伴うことが多いです。

胃の動きの低下・機能性ディスペプシア

胃の働きが弱まり、食べたものや空気をスムーズに腸へ送れず、胃の中に溜まってしまう病気です。

食生活・生活習慣

炭酸飲料・ビールの飲みすぎ、喫煙、猫背(お腹を圧迫する姿勢)などは、物理的にげっぷを出しやすくします。

チェックリストと受診の目安

「たかがげっぷ」と思わず、以下の点をチェックしてみてください。

 医師に相談すべきサイン

  • 症状が2週間以上続いている。
  • 胸やけ、喉のつかえ、吐き気、胃痛がある。
  • 食欲が落ちている、体重が減った。
  • 飲み込むときにひっかかりを感じる。

検査と治療法

症状が長引く場合は、消化器内科での相談をおすすめします。

医療機関での検査・治療

  • 検査: 問診で生活習慣を確認するほか、必要に応じて内視鏡検査(胃カメラ)を行い、食道や胃の粘膜に異常がないか調べます。
  • 薬物療法:
    • 胃酸抑制薬: 逆流性食道炎や胃炎の場合。
    • 消化管運動改善薬: 胃の動きを良くし、ガスや食べ物を腸へ送り出します。
    • 漢方薬・抗不安薬: ストレス性の呑気症の場合に検討されます。

自分でできる対策(セルフケア)

  • ゆっくり食べる: 早食いは空気も一緒に飲み込んでしまいます。よく噛んで食べましょう。
  • 空気を飲む習慣を減らす: 炭酸飲料、ガム、麺類をすする食べ方を控えます。
  • 姿勢を正す: 猫背や前かがみは腹圧を高めます。食後はすぐに横にならず、上体を起こして過ごしましょう。
  • ストレスケア: 噛み締めや緊張に気づいたら、深呼吸をして肩の力を抜きましょう。

げっぷは体からのサインです。生活習慣を見直しても改善しない場合は、背後に病気が隠れている可能性があるため、早めの受診を検討してください。