おならの症状でお悩みの方は秋葉原内科内視鏡クリニックへ

おならとは

おならができる仕組み(飲み込んだ空気 + 腸内ガス)

おならは腸の中で自然に生じるガスが体外に排出される現象です。大きく分けると、食事や会話の際に無意識に飲み込んだ空気と、腸内で細菌が食べ物を分解する過程で発生するガスの二つがあります。豆類や玉ねぎなどの食品は腸内で発酵しやすく、ガスを多く生み出します。つまり、おならは体の中で余分になったガスを外に出す、生理的に必要な仕組みといえます。

正常な回数・量・頻度の目安

健康な人でも一日に5回から15回程度のおならが出るのは自然なことです。量としては1日あたりおよそ500〜1500ミリリットルとされ、体質や食生活によって幅があります。多少回数が多いからといって病気とは限らず、食事内容や腸内環境によって容易に変動します。

なぜ「多すぎる」状態が気になるのか

おならが多すぎると、生活の質に影響を与えるだけでなく、何らかの病気が隠れているのではないかという不安にもつながります。臭いが強い場合は腸内でたんぱく質や硫黄を含む食品が分解されていることが多く、消化不良や腸内環境の乱れが背景にあることがあります。頻度や臭いの変化は体からのサインと考え、注意を向けることが大切です。

おならの見え方・性状の違いとその意味

臭いの有無・強さ

おならの臭いは主に腸内細菌がつくり出す硫黄化合物によるものです。臭いがほとんどない場合は飲み込んだ空気の割合が多いことが多く、逆に強烈な臭いがする場合は腸内でたんぱく質や特定の食材が分解されている可能性があります。

回数の増加・頻回化

短期間におならの回数が急に増える場合、食事内容の変化や腸の動きの乱れが関係していることが少なくありません。炭酸飲料や発酵性食品の摂取で一時的に増えることもありますが、持続的であれば消化管の異常も考慮する必要があります。

おならが止まらない・連続する状態

おならが続けて出る場合、腸にガスがたまりすぎているサインです。腸の動きが過敏になっているときや、腸内環境のバランスが崩れているときに起こりやすい現象です。

症状を伴う膨満感・腹部張り

おならと同時にお腹の張りや不快感を伴う場合は、ガスの発生と排出のバランスが崩れていることを意味します。便秘や過敏性腸症候群と関連することが多く、慢性的に続く場合は受診が望まれます。

おならの原因・背景

飲み込む空気量の増加(呑気症・空気嚥下)

早食いや会話をしながらの食事、ガムを噛む習慣などは空気を多く飲み込み、おならの増加につながります。

食事・飲み物・腸内代謝要因

豆類や玉ねぎ等の発酵性食品は腸内でガスを増やし、炭酸飲料も腹部膨満を招きます。一方、肉類や、硫黄分を含むニンニク・ネギ類は、おならの臭いを強める主な原因です。

消化・吸収異常

乳糖不耐症では牛乳や乳製品を摂取した後にガスが増えやすくなります。糖質吸収不良や腸の蠕動低下も同様に影響します。

腸内細菌バランスの乱れ(ディスバイオーシス)

腸内フローラのバランスが崩れると、ガスの発生量や性状に変化が起こりやすくなります。抗生物質の使用や食生活の乱れが原因となることがあります。

腸疾患・消化器系の病変

過敏性腸症候群や炎症性腸疾患、大腸がん、腸管の狭窄・閉塞といった病気でもガス排出の異常がみられます。

心理・神経・ストレス要因

ストレスや緊張が腸の動きを乱し、おならやお腹の張りを悪化させることがあります。

薬剤・生活習慣・その他

抗生物質、便秘薬、整腸剤など一部の薬剤がガスの発生に影響します。加齢による筋力低下や運動不足も関連します。

診察・検査について

診察では、問診と触診でお腹の張りや動きを確認します。 さらに詳しい検査が必要な場合は、当院専門の「内視鏡(胃・大腸カメラ)」を行い、腸の内部を直接見て原因を特定します。

※CT、超音波(エコー)、レントゲン等の検査が必要と判断した場合は、速やかに連携している総合病院などをご紹介いたします。

対応策・治療法

生活習慣の改善

食事はゆっくりよく噛んで摂ることが基本です。炭酸飲料やガスを発生しやすい食材を控えることも効果的です。水分を十分にとり、適度な運動で腸の動きを活発にすることも大切です。ストレスを軽減する工夫も欠かせません。

補助的療法

腸内環境を整えるために、プロバイオティクスやプレバイオティクスを利用することがあります。整腸薬やガス抑制薬、消化酵素補助剤も症状に応じて使われます。

病変が原因の場合の医療的介入

腸の腫瘍や狭窄が原因の場合は、内視鏡的治療や手術が必要になることがあります。炎症性腸疾患に対しては、抗炎症薬や免疫調節薬を用いた治療が行われます。

フォローアップ・再発予防

治療後も再発を防ぐためには、生活習慣を維持しながら定期的に経過を観察することが重要です。症状の変化に注意を払い、必要に応じて医師の診察を受けることが再発予防につながります。